絵葉書日記〜会いたい♡

日本画は仕上がるまでの工程が多く、とにかく時間がかかる。

絵ばかり描いている訳にはいかないし、遅筆であるからして年に2,3枚しか描けない。

水彩や洋画に比べると材料費もかかるので(このあたりのことは主人には内緒だけどぉ〜。笑)私にはその位のペースでちょうど良いのかもしれないが、問題は描く枚数が少ないので画力がちっとも上達しないことだ💦

 

まずは下絵を鉛筆で描くのだが、この最初の一枚が我ながら笑えるほどの下手くそっぷりなのだ。

謙遜などではなく、マジに酷い。

例えば、先のブログ「月の瞳」に掲げた

うちのワンコの一枚目。


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どう贔屓目に見ても下手クソでしょ?

バランスメチャクチャで怖いし、、、

 

こちはら「晩夏憧憬」の構想の一枚目。


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ガハハハ…お恥ずかしい💦

 

こんな酷いところから、あ〜じゃこ〜じゃと修正を重ねて少しずつマシな状態へと持っていくのだけど、当然初めからある程度きちんとしたものを描いたほうが良いに決まってる。

 

以前、ある日本画家さんが「毎日描く!上手くなるにはそれっきゃない!」と仰っていた。

趣味で描いている私はそこまでストイックにはなれないけど、もう少し枚数描かないとねぇ〜とは思うところだった。

 

神奈川でデッサンと油彩を習った先生とは、今もSNSや年賀状などで交流があるのだが、中学生のご子息が絵日記を描いているというので、それもアリか〜とか、最近はてなで読者になった方が「絵手紙日記」を書かれているのを拝見してこういうのもいいなぁ…と。

 

毎日とは言わずとも、気軽にちょこっと描くことができればと考えた。

絵手紙は描かないけれど、葉書サイズで水彩なら気負わずいけそう???

ということで、「絵葉書日記」なるものを始めてみる。

 

まずは、一昨年2019年の6月に20歳で永眠した、愛してやまないナナクサインコのナッコ(♂)の一枚を。


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20年と言えば中型インコにしては大変な長生きで、成鳥になるとなつかないと言われる鳥種だが、穏やかでチャーミングな性格と、黒曜石のような濡れた瞳のイケメンだった。

晩年はもうボロボロだったけれど、娘よりも長く暮した可愛いヤツである。

会いたい💛💧


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ガトーショコラを作ってみた

横浜にいた頃、バレンタインデーのチョコはデパ地下などで買うのが恒例だった。

作ることなどさらさら頭になかったのだが、田舎暮らしをしているとちょっくら気の利いた買い物に…ということもあまりない。

ましてやこのコロナ下での引きこもり生活でなおさらだ。

 

業務スーパーで製菓用の板チョコと生クリームを買って、レシピはクックパッドで一番簡単そうなものをチョイス!

一晩置いたほうが美味しいって書いてあったので、昨夜作って今日食べてみた。


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う〜ん、濃厚じゃ〜〜

 

うちの夫はどちらかというと淡白好みなのでイマイチだったかもしれないけど、気は心ってことで、、、

 

再婚して2年と少し。

インターネットで知り合った夫とは横浜と兵庫という距離がありながら、2回目に会ったときにほぼ結婚を決めていた。

夫は真面目に再婚相手を探していたが、私はよもや2度目の結婚をするなどとは夢にも思っていなかった。

だが夫に会ってみて、惚れたはれたなどという気持ちはまるで湧かなかったが、この人とならば穏やかに暮らしていけそうだと直感したのだった。

交際期間半年ほどで住み慣れた関東を離れると決めたときは、友人知人みなビックリ!

私自身は人生をリセットできる好機だし、ダメならまたやり直せばえ〜じゃないかと、お気楽全開で、ないと言えば嘘になる不安に蓋をして結婚したが、今のところはまずまず仲良く暮らしていると思っている。

そもそも激しく結婚に不適格な私を迎えてくれた夫には感謝である。

 

次に描く30号のパネル運搬用の袋

350円でロールのプチプチを買ってきて幅広セロテープで貼り付けた私作がこちら


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まあまあよく出来てるんでないかい?と思っていたら、夫が見兼ねて(?)作ってくれたのが👇


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料理も裁縫も私より上手いのだった💦

 

 

 

 

 

 

 

日本画「月の瞳」

昨年の2月から町内の公民館の日本画サークルに通いはじめた。

絵は子供の頃から大の苦手分野だったのだが、SNSのお知り合いには何故か絵を描くかたが多く、見てるだけ〜よりもやってみようか、という気になってはじめたのが55歳のことだ。

良き先生に助けてもらいながら、のらりくらりと水彩画を描いていたが、こちらにくる1年程前から日本画に興味が湧き、数回教室に通ったところで引越しとなった。

引越し後一年ばかりは夫に遠慮して大人しくしていたのだが(笑)、やはりやりたいものはやりたい!

それもなるべく近くでなるべくお金をかけないで。。。

家を空ければ、要介護の母を夫に見てもらわなければならないし、たかだかの趣味に潤沢にお金がかけられるほど裕福ではない。

町場に比べたらここにはほとんど選択肢がないけれど、公民館サークルにマイナーな日本画があることは引越し前に調べておいたのだ。 

ただ、私が申し込んだ時点では主宰者しかおらず、従って活動もしていなかった。

何人かいた会員さんもみな加齢とともにやめてしまったそうだ。

 

そんな経緯で去年の2月から、主宰のKさんと2 人で月2回絵を描いている。

先生はいないが、もう20年以上も描いているというKさんにいろいろ教えてもらいつつ、8月の町展に向けて初めての日本画を描いた。

ビギナーズラックというやつで、予期せずも町の教育委員会賞というのを頂いた。

 

「晩夏憧憬」F10 号


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9月からはチト遊びの感覚で我が家の13歳になるトイプードルを描きはじめた。

彼は数年前から白内障でほとんど視力を失いつつある。

その白濁した瞳にはよく見ると欠けたお月様があるのだった。

年内あまり手つかずだったので、時間ばかりがかかってしまったが、昨日一応完成したので記録として残しておくことにする。

 

「月の瞳」F10号


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ブログを再再開して、少なくとも週1ペースで、、とは思っている。

今月はどうやらノルマ達成だ(^^)v笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千里の道も一歩から・・・・

今年85歳になる母に「年取って良かったことはある?」と尋ねると、まったくない!と答える。

長く病気で要介護の身でもあるから無理もない答えだろう。

 

娘の私は母よりは20年ほど若いし、幸いなことに今のところ健康であるから、同じ質問でも答えは異なる。

 

つまらないことでは、若いころは顔にも手足にも猫のように生えまくっていた体毛が薄くなったとか、多すぎてポニーテールが少しも可愛げがない髪が減って楽になったとか。笑

 

これはすごく良かったと思うのは、自意識過剰な若い頃には人の評価が気になったり、失敗を恐れてできなかったことも、気にせずできるようになったことだ。

つまりは、それだけ面の皮が厚くなったってことなのだが、加えて自分がさほどのものではないと認めるに至ったからだろう。

誰も一おばさんの言動など気にしていないのだと確信して世界が広がった。

上手かろうが下手だろうが、好きなことやりたいことをやれるうちにやる。

そう思った50歳から、何の素養もない音楽や学生時代に苦手でたまらなかった絵をはじめてみることにした。

案の定、牛の歩みで下手だけれどこれらは生涯の趣味になった。

 

もうひとつの良かったことは、ものすごい飽き性で何をやっても続かずモノにならない性分がいつの頃からか気が長~くなっていた。

もちろん、飽きることは飽きるのだけど若い頃はそこでヤメー!となっていたことも、今日できなくても明日がある。。。千里の道も一歩から。。。

などと、自分に言い聞かせてボチボチ続けていけるようになったのだ。

 

年を取るのも身体が元気であればそう悪いことばかりじゃない。

 

昨年の秋にもう何十年とやっていなかった編み物をする機会に触れて、ここしばらく編み物がマイブームになっている。

秋から年内にかけて、棒針編み・カギ針編みでセーターやらストールなどをけっこう編んでみて、少し熱が冷めたところでレース編みをしている。

 

そのひとつがテーブルクロス。

こうなる予定だが


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今、全86段の29段目。


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進むにつれ円周は大きくなるから(当たり前!)今46個の貝殻みたいな模様が最終段では160個に増える。

何気に気が遠くなるけど・・・完成するのか~???

 

ひとつばかりだと飽きるので、もうひとつはモチーフ63個つなぎの四角いクロスも編んでいる。


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こちらはお手本だと40番の糸でモチーフ100個つなぎなのだが、ちと太めの20番にして数を減らしてみた。

一日1モチーフを目標にすれば2カ月ほどで完成だ!

 

はてさて、気が長くなったなどと豪語しておいて、完成しなかったらお笑い下され💦

 

*前回のブログのお知らせのところにコメントがつきました。とあったので捜してみたけど見当たらないのです。

削除されたのなら良いのですが、最近PCの調子が悪いので見落としていたらごめんなさいm(__)m

 

 

 

 

 

30年ひと昔?

10年ひと昔ってのは聞くけど、30年ならさん昔になるのかな?笑

 

昨年末、私としては寝耳に水というのか、想像もしなかった娘の離婚話が持ち上がった。

娘は17歳でスリランカ人と結婚し、18歳には長女が産まれた。

親から見ても、かなり惚れ込んでいるようだったし実際そうだったのだろう。

少しはなれて、次女にも恵まれ、貧しいながらもうまくやりくりして頑張っていたように思う。

私は母の介護もあり、夫婦のことには一切口出しすることは控えていた。

 

そのうちに将来はスリランカへ移住すると言い出したので、そこでまた一層距離を置くようになった。

娘に老後の面倒を見てもらおうなどとは思ったこともないけれど、たった一人の娘である。

せめてたまには会える。

それくらいの楽しみは罪ではないだろうに。

娘の決断には落胆したし、子供なんてマジつまらん!と心の中で憤った。

私が60過ぎて再婚し、神奈川を遠く離れたのも、近い将来スリランカへ行く娘に後顧の憂いを残さないようにしておこうと考えたからだ。

 

しかし、人生何が起こるか本当にわからない。 

その娘が亭主に愛想を尽かして離婚したいと言い出したのだ。

詳しいことは会ったときに話すということで、電話やメールでおおまかな理由しかわからないが、どうやら亭主が王様らしいのは察しがついた。

ひとつにはお国柄もあるだろうし、13歳の年の差もある。

すべて自分の思うまま、自分の掌の中で生かそうとする亭主。

17,8の子供だった娘にはファザコン気味なところもあって、それが十分頼もしくも思えたのだろうが、だんだん大人になるにつれ、自分の意見、生き方、交友関係などなどことごとく否定され、干渉されることに我慢の限界に達したのだろう。

 

当然亭主側にも言い分もあり、簡単には離婚に応じる様子はなく、ややDV気味な気配もあって、穏やかに話ができる状況ではない。

 

幸いにも、数年前から娘と父親との縁が復活しており、私と離婚してから独身を通している父親とは家族ぐるみで頻繁に会っているので、今回はその父親が動いてくれた。

年末も押し迫った28日に、弁護士・警察官立ち会いのもとで、娘と孫二人を連れ出し、以降は弁護士を通しての話合いのみというかたちに。

離婚しておいて言うのも何だが、こういうときに父親がいるといないでは雲泥の差だとつくづく思う。

 

娘の決着はまだまだこれからだが、そんなこんなで年末に30年ぶりに別れた元夫と電話で話した。

私たちも別れるときには親権をめぐって泥試合となり、家裁までもつれこんだので、当時はもう二度と顔も見たくないと思った相手である。

だが、年月というのは不思議なものだ。

30年ぶりの元夫の声、話し方は当時と全く変わっておらず、自分でもビックリの懐かしい思いにとらわれた。

同じ子の親としての妙な連帯感がそこにはあった。

ひとつ苦い思い出が消えていくようで、長く生きるのも悪くないと思えたのだ。

 

今、娘たちは父親の実家に居候しているが、実家には90歳を超す老親二人がご健在である。

たまに会うぶんには孫、ひ孫は可愛いが、毎日となるとシンド過ぎるのは目に見える。

それは娘も父親も十分承知で、近所にアパートを借りて独立すべく動いている。

 

離れている私には何もできないが、今回一肌も二肌も脱いでくれた元夫に感謝の気持ちでカシミアのマフラーを編んだ。

完成間近になって「もしかして、これってありがた迷惑?」とふと思い立ち、娘に聞いてみたけど、「パパは独身だし、もう30年も昔のことは気にしてないからいいんじゃない。」との返事だったので、今日ゆうパックで送っておいた。


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しかし、宅急便にしろゆうパックにしろ、兵庫県から神奈川県まで翌日には届いちゃうのだからスゴイよね。

車で横浜から引っ越して来たときは半日走り詰めでエラく遠かったけどなあ。。。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年ブログ再々開(笑)

あけましておめでとうございます。


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我ながら呆れる限りだが、2020年年頭にも「ブログ再開」のタイトルが・・・・

特段の目的がないことってのは、なかなか続かないものなのか?

単に私に継続性がないのか?

 

FBやその他のSNSにも投稿の場はあるのだけれど、既知の人々との繋がりとか、これは読まれたくないとか、なんとなく面倒になってきて、ほとんど放置のまま。。。

しかし、何のためかは不明なれど、書き残しておきたいこと、たいしたことでもないにせよ、自分的にメモりたいことなどもある。

 

ということで、また舞い戻ってきた2021年の元旦である。

 

横浜からここ兵庫県の田舎に移り住んで3回目のお正月を迎えた。

知る人のない土地で人とのかかわりは希薄になったが、田舎の環境はまずまず気に入っている。

一人娘や孫たちに会えないのは寂しい限りだけれど。

それでなくとも昨年から世の中がコロナで一変していまい、離れていなくても以前のように自由に気軽に人と会うことはできないのだから、これが収束するのを待つしかないのだろう。

我が家には病床につく高齢の母もいる。

一日も早く収束して欲しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

63rd birthday

昨日19日は63歳の誕生日だった。

いつの間にこんなに生きたのだろ?苦笑

 

こちらへ越してきて2度目の誕生日だが、昨年は引越荷物もまだ完全に片付いておらず、余裕がなかったので超こぢんまりと済ませた記憶が・・・

や、今年も毎週日曜日は午後から姫響の練習が入るのでこぢんまりには変わりはないが、夫が手作りでケーキを作ってくれたり、お寿司を取ったりしてくれた。


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年が明けてからあまり体調が優れない母も昨夜は珍しくご機嫌だった。

母とは21歳違い。3月で誕生日を迎える母と63歳と83歳の2ショットだ。


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娘からは当初「ビューティチケットはどう?」と打診があったのだが、神戸まではちとばかり遠い。

私が家を空けると母は寂しがり、夫にも負担がかかるのでクリスマスローズの鉢植えをリクエストした。


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毎週のオケ練習と年数回の本番で家を空けるのであまり負担をかけては・・・というのもあるが、私は植物が好きなので鉢植えならば育てる楽しみがあるではないか。

「そうそう、このクリスマスローズは63歳のときの・・・」と記憶をたどれるのもいいものだ。

 

60代はそろそろ老境だけれど、いくつになっても誕生日はいいものだ。

一緒に祝ってくれる人がいればこそだけれど。